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かたむいたかげこう 夕映ゆうばえにあかまる笑顔えがお
なつれたこころ そっとうるおしていく

"ただいま"と"おかえり"が 今日きょうもまたやさしくをつなぐ
出迎でむかえるヒグラシは帰還かえ場所ばしょは、ここ

ほこれること なにもないけど
うつるのは くしたくないもの

ひろげたら 欲張よくばるだけで
いらないものまでもつか
両手りょうてですくう それくらいでいい
ちいさくひかるもの がさずに とさずに
蛍星ほたるぼし

見上みあげればよいそら かたぬくもりがまたた
みみすませばこえてくる なつかしい歌声うたごえ

たとあわまぶしくはなくとも
たしかにつよ生命いのちらしている

かぞれない 満天まんてんかり
えないところからも
きみとの距離きょりがはるか何光年なんこうねん
はなれていたとしても のひらの うえにほら
蛍星ほたるぼし

ひろげたら 欲張よくばるだけで
いらないものまでもつか
両手りょうてですくう それくらいでいい
ちいさくひかるもの


かぞれない 満天まんてんかり
今日きょうだれかがまたとも
明日あしたもここに 帰還かえれるようにと
ちいさくひかるもの こわさずに かかえていく
蛍星ほたるぼし