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なつわればぼくらのごした
時間じかんなどもうえてくなって
むなしさがなみになってせる
記憶きおくりに

いつものかえみち
見慣みなれたこの景色けしき
となりきみない
それだけで不安定ふあんていだよ
なにもかもせてくれよ」
ぼくりかかっておいで」
そんなふういながら
なにもしてあげてなくて

みょうなプライドで
げたマウンドから
げるだけのおも
めてくれてるきみ
こわれそうなのに

なつわればぼくらのわした
約束やくそくはもうえてくなって
それ以上いじょう以下いか
二度にどこと気付きづ
しんじてくれたきみって
素直すなおになれずよわさをかくして
さびしさでまったぼくらの距離きょり
ちぢまらないままに

きらめく貝殻かいがら
ぼんやりつめるだけ
右手みぎてにはささやかな
二人ふたりゆめにぎりしめて
こんなぼくなに出来できる?
きみさえまもってやれないで
っぺたをながれてる
なみだにもはらつよ

どんなちいさなサインも見逃みのがさずに
きみにうなずけたら
くずれそうなぼくらだって
しんえるのさ

なつわればぼくらのえがいた
季節きせつがまたつぎつづくように
大丈夫だいじょうぶだよ」くらいは
えるようになっていなくちゃな
けばいつもきみわらって
ぼく背中せなかをそっとしてくれる
「そのままでいんだよ」ってえるなら
やさしくなれるはず
もうなみだながさずに
きみまもれるように