あなたの 大おおきな 右腕かいなに抱だかれ
あなたを 信しんじて ついてきたけれど

今いま 夢ゆめを手てに入いれて 気付きづいたの
もう 戻もどれない ここから 出でられない

籠目かごめ 籠目かごめ 私わたしは 籠かごの中なかで生いきてる
月夜つきよに泣なくことさえ 許ゆるしてくれない
籠目かごめ 籠目かごめ それでも 籠かごの中なかで生いきぬいて
夜明よあけの晩ばん 何なにかを ただ待まち続つづける

あなたは やさしい 私わたしにやさしい
あなたの ほんとを 私わたしは知しらない

また 少すこしづつ ざわめきが 消きえる
もう 目隠めかくしの ままでは いられない

籠目かごめ 籠目かごめ 私わたしは 籠かごの中なかで生いきてる
いつか きっと 羽はばたく その日ひを信しんじて
汚よごれた空そら 見上みあげて あの神々かみの山想やまおもい
新あたらしい東風かぜ 吹ふくのを ただ待まち続つづける
祈いのり続つづけている