たとえ叶かなわなくたって
届とどかなくたって
そっと願ねがうよ…

行いく宛あてのない 左手ひだりてがポケットの
中なか、さ迷まよい、春はるを想おもう
はじめて味あじわう 甘あまくて切せつなくて
言葉ことばにならない気持きもち

いつ失なくしてしまうのかって
数かぞえきれない不安ふあんで
名なも知しらぬ星ほしに願ねがうメロディ

たとえ叶かなわなくたって 届とどかなくたって
色褪いろあせない想おもい
君きみの心向こころむかって 夜毎祈よごといのって
この瞳めに気付きづいて欲ほしいのに…

このままずっと
机つくえにしまいこんで
伝つたえきれぬメッセージ

ああこうして出会であえたこと
それは、それは、すごいこと
なんて弱気よわきな片想かたおもい

こんな苦くるしくたって 眠ねむれなくたって
断たち切きれない想おもい
きっと追おいつけないって 振ふり向むかないって
どこかでわかっているのに

いつの日ひもそう 視線しせんの先さきに
君きみを探さがしてるよ
この気持きもちは大事だいじな宝物たからもの…好すきだよ

たとえ叶かなわなくたって 届とどかなくたって
色褪いろあせない想おもい
君きみの心向こころむかって 夜毎祈よごといのって
この瞳めに気付きづいて欲ほしいのに…

ゆらめく夜空よぞらに浮うかぶ星ほし