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よみがな
いろづく 西空にしぞら
一筋ひとすじ
夕立ゆうだち雨上あめあがりに
気付きづなつにお

ひしめくひかりらす
おもいにみみませば
こえしとも面影おもかげ

夏夕空なつゆうぞら かお
あざやかなりし日々ひび
こころのままわらいあった
あのなつおも

いろづく鬼灯ほおずき
にぎわいし夏祭なつまつ
ひび風鈴すず
むねおくれる

さざめくひぐらし
木立こだち一人歩ひとりあるけば
よみがえ面影おもかげ

そっとぼく
耳元みみもとでささやいた
なつかしい日々ひび
あのころのままわらず
いまこころなか

ひととしてまもるもの
ひととしてまなぶこと
祖父そふつむ
大切たいせつ言葉ことばはこのむね

夏夕空なつゆうぞら かお
あざやかなりし日々ひび
あのころのままわらぬ
わたぬくもりよ

あのなつおも