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もう、電話でんわじゃ繋つながらないから このメールに最後さいごの想おもいを込こめて。

私わたしは今いま、下くだりの“はやて”の車窓眺しゃそうながめ、空そらを舞まう風かぜになった、アナタの声思こえおもい出だして。

泣なき真似まねをするから、また「ごめんね」と言いって。
「好すき?」って聞きくから、また「あいしてる」と言いって。

こんなに悲かなしいよ、悲かなしいけど、アナタは、もう二度にどと帰かえらぬ人ひと。

もうすぐ二周年にしゅうねんね、二人ふたりが出逢であってから。
去年きょねんは失敗しっぱいしたけど、今年ことしは美味うまく作つくるわ。

手料理フルコース、振ふる舞まうから「おいしいよ」と言いって。
薬指くすりゆびのサイズ、さりげなく聞きき出だして。

二人ふたりの約束やくそく、いつかのディナーで、小指繋こゆびつないで、覚おぼえてる?
「君きみの生うまれた街まち、イルミネーション、今年ことしのクリスマス、見みに行いこう。」

泣なき真似まねをするからまた「ごめんね」と言いって。
「好すき?」って聞きくから「あいしてる」って返かえして。
エプロン姿すがたがとても似合にあうよって褒ほめて。
「お料理りょうりすぐ出来できるからねッ」と言いわせて。

ねえ、もう少すこしで、私わたしの生うまれた街まちよ、
ほら、アナタが見みたがっていた街並まちなみ!

追伸ついしん、
イルミネーション、アナタと見みたかった。
私達わたしたちの分ぶんまで、幸しあわせの灯あかりを、この街まちに…