どうか見覚みおぼえのないこの瞬間しゅんかんを 例たとえば 12じゅうにセンチで君きみを描えがいたら
遠とおくオレンジの集合体しゅうごうたいさえも触ふれられるように
空中線くうちゅうせん たったあの日ひをimageする

例たとえば僕ぼくの片隅かたすみに誰だれにも届とどかない景色けしき 暗くらい空そらの上うえを歩あるいて
違和感いわかんある時間じかんに君きみは眠ねむりにつく 歪いびつな窓越まどごしに覗のぞいて
例たとえば鉄てつの向むこう側がわに体からだを投なげ出だして 僕ぼくを溶とかして 息いきを止とめた
例たとえばこの冷つめたい感触かんしょくも 孤独こどくな鉄てつの感覚かんかくも見みえないでしょう
もう少すこしだけ君きみの目めに映うつし出だされるように

例たとえば僕ぼくは 12じゅうにセンチおきに君きみを刺さすけど
目めを瞑つむった瞬間しゅんかんに 全すべてが

例たとえば 12じゅうにセンチの瞬間しゅんかんを君きみに何回描なんかいえがいたら
遠とおいオレンジの集合体しゅうごうたいさえも 触ふれられるように

例たとえば不思議ふしぎな世界せかいに体からだを投なげ出だして 息いきを失なくしたら 一人ひとりになる
誰だれもが後うしろを振ふり向むいて少すこしだけ僕ぼくを思おもい出だした
見みつけられないフレーズ

例たとえば僕ぼくは 12じゅうにセンチおきに君きみを刺さすけど 耳みみを塞ふさいだ瞬間しゅんかんに 全すべてが
曖昧あいまいな顔かおをして 12じゅうにセンチおきに君きみを刺さすけど
わかりづらいフレーズで 全すべてが

息いきを失なくした瞬間しゅんかんに 時間じかんの許ゆるした瞬間しゅんかんに
破壊はかいされていく
曖昧あいまいな顔かおをして 12じゅうにセンチおきに君きみを刺さすけど
共振きょうしんするフレーズに 全すべてが

君きみの知しらない世界せかいがどこかに 見覚みおぼえを忘わすれて浮うかんだあの日ひに