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ためらいがちな指先ゆびさき
ひら電話でんわ、その瞬間しゅんかん
のひらでおと
このこころひびいてくる

「なんとなくきみばれたがして」
まるですぐそばにいるように

あなたのこえきたいのに、なぜ
いつも素直すなおになれなかったの?
つよがるむねおくさけんでいる
いたくて…
いまは、ただいたくて

おなじ宙見上そらみあげれば
ひとみのようなほしひか
「ひとりでも大丈夫だいじょうぶ…」
そんな言葉ことばが、ほどけてゆく

ありのままでいい…たったひとことが
つたえてる本当ほんとうあい

あなたのこえきたいから、いま
よるえても、いにゆくから
その体温ぬくもりかんじていたいから
めて
そのうでねむらせて

明日あした、あなたのもとで
このこころ目覚めざめたとき
そっときしめていたこのゆめ
いとしさというおもいへとわる

あなたのこえわたしんでる
やさしさという陽射ひざしのなか
あとすこしだけ、このままでいさせて
かさねあう
そのはなさないで

あなたのこえきたいから、いま
よるえても、いにゆくから
その体温ぬくもりかんじていたいから
かさねあう
そのはなさないで