午前零時ごぜんれいじの回帰線かいきせん 君きみに手ては届とどかなかった
最後さいごの言葉ことばもあんまり記憶きおくに残のこってません

火傷やけどしたような感かんじで足跡あしあとだけが残のこった
ほんの小ちいさな約束やくそくを信しんじて笑わらいました

欲よくを言いえば切せつないよ 言葉ことばになんてできないし
きっと風かぜが運はこぶよなんて信しんじられない

白しろい雪ゆきが空そらに舞まい上あがり君きみを迎むかえる
その景色けしきを僕ぼくはいつからか思おもい描えがいてた
悲かなしいってさ その声こえももうどこか遠とおくに
いつか、輝かがやいた夢ゆめの中なかで

行いき交かう人ひとのない交差点こうさてん クラクションは鳴ならなかった
また人ひとが消きえて行いくのも僕ぼくには気付きづけません

落おちることのない砂時計すなどけい 音おとさえ静しずかに止とまった
足跡あしあとも消きえてしまうだろう全すべてが白しろに帰かえります

悲かなしくないわけないよ 平気へいきだって言いえたのに
何気なにげない問といかけにさえも答こたえられない

遠とおく揺ゆれる影法師かげほうしにあの日ひを重かさねた
その景色けしきはどこか優やさしく滲にじんで消きえた
帰かえれないってさ その声こえももうどこか遠とおくに
いつか、輝かがやいた夢ゆめの中なかで

欲よくを言いえば切せつないよ 言葉ことばになんてできないし
きっと風かぜが運はこぶよなんて信しんじられない

白しろい雪ゆきが空そらに舞まい上あがり君きみを迎むかえる
その景色けしきを僕ぼくはいつからか思おもい描えがいてた
悲かなしいってさ その声こえももうどこか遠とおくに
いつか、輝かがやいた夢ゆめの中なかで

風かぜの合図あいずも影かげの吐息といきももう聞きこえないけど
あの日君ひきみが僕ぼくにくれた小ちいさな約束やくそく
忘わすれないってさ その声こえがどこか強つよく響ひびいて
いつか、輝かがやいた時ときの中なかへ

切きれ間まが光ひかりを呼よび白しろが銀ぎんとなる
僕ぼくの足跡あしあとはやっと動うごき出だした