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ゆきまち ためいき おも出白でしろいまま
ふゆるたび かなしみ もどらない記憶きおくなか

きみはいつも仕事しごとばっかで わせもおくれがちだったね
ひとにぎやかなえき ちぼうけ しろいためいき
さむくてさびしくて そんなとき 絶妙ぜつみょうなタイミングで
改札口かいさつぐちおくから ってくるきみ姿すがた
そしてつめたくなったぼくほおあたたかいてのひらでそっと
つつんでくれたんだ ぼくしあわせだった
そんな記憶きおくなかあしめ ずっとちぼうけ
いまなら何時間なんじかんでもいい きみこと っているのに

ゆきまち ためいき おも出白でしろいまま
ふゆるたび かなしみ もどらない記憶きおくなか
いつもきみ二人ふたりだけでぬくもりをたしかめでた
そしてぼく一人ひとりだけでつめたいかぜえてる

このてのひらなかけるゆききみとのおもかさねた
あれからすこ季節きせつきみから大切たいせつ事学ことまなべた
ポケットのなかかじかんだ 無情むじょうぎてく時間じかんだけ
ためいきはまるで ゆきようまったしろいき
おもかえせばきみごした毎日僕まいにちぼくにはファンタジー
君以上きみいじょう相手あいて出会であうなんてないだろうって不安ふあんだし
それはとお記憶きおく いつかのせないむね傷跡きずあと
もう一度いちどなんておもかえちかいようでとお

くも隙間すきまに きらめく ふゆ星空ほしぞらから
ねがいをめた ながぼし もしもきみとどくなら
いつか二人ふたりやりなおせるそんな奇跡きせき夢見ゆめみ
きみのいない部屋へやぼく一人眠ひとりねむりにくんだ

ゆきもり しろまる なみだかくれるほどに
やがてはるかなしみさえ かしてくれるならいいのに

ゆきまち ためいき おも出白でしろいまま
ふゆるたび かなしみ もどらない記憶きおくなか
いつもきみ二人ふたりだけでぬくもりをたしかめでた
そしてぼく一人ひとりだけでつめたいかぜえてる

ゆきまち ためいき おも出白でしろいまま
はるるのに ぼくはまだ あのふゆ記憶きおくなか