千切ちぎれた誇ほこりよ うなだれた魂たましいよ
砕くだけ散ちった一瞬いっしゅんだけの 終おわらない悲かなしみよ

強つよく叩たたきつける 雨あめは容赦ようしゃなく
傷きずをえぐるように 深ふかく降ふり注そそぐ

お前まえの声こえ かき消けすように 雑踏ざっとうではただ
誰だれの夢ゆめも 誰だれの愛あいも すれ違ちがうだけか

アスファルト踏ふみつけ 仰あおぎ見みる大空おおぞらよ
天あまつ風かぜ 雨あめを叩たたけ どこまでも吹ふき抜ぬけろ

まともなふりをして 人ひとをおとしめる
そんな奴やつらには 決けして響ひびかない

言葉ことばよりも 形かたちよりも 心動こころうごかすもの
ここにはきっと そこにはきっと 熱あついものがある

立たち上あがれ風かぜよ 鳴なり続つづけろ鼓動こどうよ
叩たたけ叩たたき続つづけろ 抱だきしめた切せつなさよ

溢あふれろ想おもいよ 迷まよわない赤あかい血ちよ
生いきて生いき抜ぬいてやれ 限かぎりない情熱じょうねつよ

千切ちぎれた誇ほこりよ うなだれた魂たましいよ
砕くだけ散ちった一瞬いっしゅんだけの 終おわらない悲かなしみよ

必かならずきっと ここにはきっと
心こころよきっと 心こころと響ひびき合あえ