やっと街まちも足音あしおとを立たてて
風かぜさえも隙間すきまを埋うめようとする
すべては夢ゆめで
あとは目めを覚さますだけ
また立たち止どまる

季節きせつを彷徨さまよう
最後さいごの言葉ことばが
まるで貴方あなたのように横切よこぎる
涙なみだをうかべて
歩あるいてゆく私あたしに
聴きこえないメロディー

答こたえは今いまも曖昧あいまいなままで
ほんのわずかな望のぞみさえ色褪いろあせるのに
待まち続つづけてる
途方とほうも無ないことくらい
分わかっていても

時間じかんを奏かなでた
優やさしい記憶きおくが
まるで貴方あなたのように手てを振ふる
もう何なんにも言いえずに
頷うなずく私あたしに
聴きこえないメロディー

落おとしたものを探さがしていくのは
どこまでも遠とおく果はてしないから
すべては夢ゆめのようで
日々ひびは静しずかに過すぎる

季節きせつを彷徨さまよう
最後さいごの言葉ことばか
まるで貴方あなたのように横切よこぎる
涙なみだをうかべて
涙なみだをうかべて
涙なみだをうかべて

涙なみだをうかべて
歩あるいてゆく私あたしに
聴きこえないメロディー

もう何なんにも言いえずに
頷うなずく私あたしに
聴きこえないメロディー