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じゃ魅入みいられたら さかさまに
ちよ じゃ道深みちふか
にくしみはたわわに
虚実きょじつはなみだみの
ゆめ瑕疵かし唾棄だきすべきはらわた

をかけよ
めいって
蒼白そうはくひらゆび
まみえるまえ

もしもおまえが
暗殺者あんさつしゃならば
まよねた
くだくことができようか
悶絶もんぜつせよ

堕落だらくするときは いっそ見事みごと
どくまみ
奈落ならくへとかわん
其処そこでしかえないてんあお
ただれてゆく
明日あすわらえよ

すが
がる
てつあせ したにのせ
あえぎは至極しごく

あくけがれも
きてゆくこその
いたあかし
なみだよごすよりとうと
闘争とうそうせよ

あいりたくば くらがりへ
もとめよ 赤子あかごのように
さけびのたねなか
まれるまえのやみ よみがえらん
えらぶがいい もどるのかくのか

もしもわたしが
征服者せいふくしゃならば
ひとこころ
わすってしまえるだろうか
陥落かんらくせよ

じゃ魅入みいられたら さかさまに
ちよ じゃ谷深たにふか
よろこびはうららに
月華げっかさえ最後さいご辿たどくは
そこつち しずかなる塋域えいいき

堕落だらくすべきとき さあさ華麗かれい
どくいん
奈落ならくへとかわん
このわりには
てがないと 嗚呼知ああしるがいい
もださか日々ひびに!