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「ありがとう」
わかれは きっと永遠えいえんじゃないから
また出会であえるさなんて 涙隠なみだかくせなくなるから
きみえなかったんだ

ありふれた日常にちじょうぼくすべてだったんだ
さよならってわらってえる それもきみ出会であえたから
ともごした日々ひびに“ありがとう”

いつもかよってた定食屋ていしょくや
なににしよう? さきめたことのなかったきみ
人生じんせいだってえてしまうくらいの
決意けついちたをした

きみ電話でんわかけてくるのは
大体暇だいたいひまか ちょっとさびしいときいがまわったとき
あきれるほど 自分勝手じぶんかってになれるのは
一番いちばんあかし

ありがとう
何度なんどでもきみさけべばかった
はなれたくない ぼくあま
はなれて気付きづく このたしかな“わかれ”
距離きょりじゃない“きずな


五月雨さみだれにうたれ かみみだ
うなだれてかえらかった部屋へや
こころれそうで
わらえることに こんなしいのは
あのいたずらな電話でんわだった

わかれはいつだって 突然とつぜん
あのおなじように 戸惑とまどって
大事だいじ出来できなかった
きみの「ありがとう」
ふるえるほどにうれしかったのに

Ah むねなかどこかで つかえてたよ
明日あしたつづひかり見失みうしないそうで…

ありがとう
いまでも きみおなそらした
ひとりじゃきていけないこと
ひとりできていないこと
ぼくはここにいるから

「ありがとう」
わかれは きっと永遠えいえんじゃないから
また出会であえるさなんて 涙隠なみだかくせなくなるから
きみえなかったんだ

ありふれた日常にちじょうぼくすべてだったんだ
さよならってわらってえる それもきみ出会であえたから
ともごした日々ひびに“ありがとう”