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もうもどれなくて もどせなくて
うしなったものが あまりにもおおすぎて
季節外きせつはずれのゆきつかんで そらにばらまいた

オマエのこぼしたなみだ粉雪こなゆきわってゆく
まぐれなその微笑ほほえみに ただれたくて

ゆるされはしない つみかえして
たとえ地獄じごくち このかれても
微笑ほほえみをくれる オマエがいればいい

まれわるならはな

ただうばってた にくしみってた
あの時代じだい片隅かたすみいてた
もないオレには ただまぶしすぎるはなでした

オマエののこした言葉ことばいまむねつの
未来あすのない世界せかいなどない…」と
微笑ほほえんで

一人ひとりねむれない よるはまたおとず
たとえただむなしい 結末おわりってても
オマエがいればいい ただそれだけでいい

まれわるならはな

一人残ひとりのこされ なみだて…
無情むじょう季節きせつわりつづける

おもに しがみついても
あのころには もどれなくて
わりかなしみかさねて

大地だいちてしなく すべてはうつくしく
オマエがじた 季節きせつぎてゆく
かなしみはいまえはしないけれど
おもがれていた 世界せかいはじまる

かなしみのてに やっとつけた
オマエというはなきしめた
やるせないほどに あいこぼれて

まれわるならオマエのそばに
You are the irreplaceable flower.