山やまの奥深おくふかき 秘境ひきょうの宿やどに
この身みを寄よせて独ひとり 穏おだやかに暮くらしたい
歌うたわずいてくれよ 遠とおいやまびこよ
記憶きおくを消けして来きた 因果者いんがものの歌うたは

シャレにならない過去かこはすべて
湯ゆけむりとともに飛とばしてゆけ
心こころに刷すり込こまれた哀かなしい習性しゅうせいが
昨日きのうを連つれ戻もどそうとするけど

沢さわの水みずの流ながれに この身みをまかせ
行いきつくところまで 流ながれてゆけばいい

シャレにならない過去かこはすべて
湯ゆけむりとともに飛とばしてゆけ
心こころに刷すり込こまれた哀かなしい習性しゅうせいが
昨日きのうを連つれ戻もどそうとするけど

やがて霧きりは晴はれて 白しろい夜明よあけに
この身みをさらすときが 訪おとずれたとしても
この身みをさらすときが 訪おとずれたとしても
行いきつくところまで 流ながれてゆけばいい