疲つかれたら ちょっとさ そこに座すわって話はなそうか
いつだって 僕ぼくらは 休やすむ間まも無なく さまよった

目めにも止とまらない速度そくどで 世界せかいは明日あしたへと向むかう
響ひびく鐘かねの音おとの様ような あのメロディーはなんだっけ

白しろい紐靴ひもぐつが ふと気付きづけば 土つちの色いろ
こうやって いくつも お気きに入いりは汚よごれてった

何なにも無なかったかの様ように 世界せかいは昨日きのうを消けしてく
作つくり笑わらいで見送みおくった 夢ゆめも希望きぼうもすり減へらした

変かわる景色けしきに迷まよう時とき 微かすかな音おとが目印めじるしになる
消きえる景色けしきのその中なかに とり残のこされた時とき
響ひびく鐘かねの音おとの様ような あのメロディーはなんだっけ
昨日きのうや明日あしたじゃなくて 今いまを唄うたった歌うた

生いきてきた分ぶんだけ 増ふえた世界せかいが 作つくる迷路めいろ
その中なかで僕ぼくらは 目印めじるしを深ふかく 突つき刺さした

どのくらい遠とおく離はなれたの? いつから独ひとりに慣なれたの?
風かぜに揺ゆれる旗はたの様ような あのメロディーを思おもい出だして

そこで涙なみだをこぼしても 誰だれも気付きづかない 何なにも変かわらない
少すこしでも そばに来これるかい? すぐに手てを掴つかんでやる
風かぜに揺ゆれる旗はたの様ような あのメロディーを思おもい出だして
遠とおい約束やくそくの歌うた 深ふかく刺さした旗はた

全すべてが形かたちを 変かえて 消きえても
その耳みみを 澄すましておくれ
涙目なみだめを 凝こらしておくれ

響ひびく鐘かねの音おとの様ような
ホラ
風かぜに揺ゆれる旗はたの様ような

あのメロディーはなんだっけ 思おもい出だして

僕ぼくらは嫌いやでも明日あしたを迎むかえて いつかは昨日きのうを忘わすれる
そして 今いま 君きみの手てを 掴つかむ為ためのメロディーフラッグ

そこで涙なみだをこぼしても 景色けしきは変かわり そして消きえてく
少すこしでも そばに来これるかい? 必かならず見みつけてやる

変かわる景色けしきに迷まよう時とき 微かすかな音おとが確たしかに響ひびく
消きえる景色けしきのその中なかに 消けせない旗はたがある

ここで 今いま 君きみの手てを 掴つかむ為ためのメロディーフラッグ
遠とおい約束やくそくの歌うた 深ふかく刺さした旗はた