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よみがな
ひるよるつづけてた 思春期ししゅんきなつ
あの牧場まきばにある ベンチにいつもこしかけて
自転車じてんしゃって つゆくさをかきわけて
きみをずっと ながめていた

まれてはじめてだれかを きになったのに
どうしていいのかわからずに またれる

明日あしたになればきっと Ahアー きみのもとにとどくように

きみかみらされて いろわるね
それはこの一番いちばんすてきな景色けしき
あおそらは どこまでもつづいてゆくけれど
未来みらいだけ えずにいた

きみ野原のはらびかう トンボをていた
どうしていいのかわからずに またれる

明日あしたになればきっと Ahアー こい果実かじつ みのるように

8ミリフィルムのような おものスクリーン
モノクロームのぼくがいる
きみとのこいいま牧場まきば

明日あしたになればきっと Ahアー こい果実かじつ みのるように