凛りんと構かまえたその姿勢しせいには古傷ふるきずが見みえ
重おもい荷物にもつを持もつ手てにもつよがりを知しる

笑わらっていても僕ぼくには分わかってるんだよ
見みえない壁かべが君きみのハートに立たちはだかってるのを

蚊かの泣なくような頼たよりない声こえで
君きみの名前なまえを呼よんでみた
孤独こどくな夜よるを越こえて 真直まっすぐに
向むき合あってよ 抱だき合あってよ 早はやく

着つかず離はなれずが恋こいの術すべでも傍そばにいたいのよ
いつ君きみが電話でんわくれてもいいようになってる

話はなす相手あいても自おのずと狭せばまってくんだよ
ちっちゃな願ねがいをいつもポケットに持もち歩あるいてるんだ

「優やさしいね」なんて 買被かいかぶるなって
怒いかりにも似にてるけど違ちがう
悲かなしみを越こえて 真直まっすぐに
向むき合あってよ 抱だき合あってよ 強つよく

愛いとしさのつれづれで かき鳴ならす六弦ろくげんに
不器用ぶきような指ゆびが絡からんで震ふるえてる

たまにはちょっと自信じしんに満みちた声こえで
君きみの名なを叫さけんでみんだ
あせらなくていいさ 一歩いっぽずつ僕ぼくの傍そばにおいで
そしていつか僕ぼくと 真直まっすぐに
向むき合あってよ 抱だき合あってよ
早はやく 強つよく あるがままで つよがりも捨すてて