薄うすい氷こおりが はりつめた闇やみを
爪先つまさきで歩あるくから 凍こごえて 眠ねむれないよ

閉とじた傷きずあと 淡あわい桃色ももいろは
悲かなしいほど綺麗きれい いつかは消きえるのかなぁ

星ほしの降ふる夜空よぞらなど とうに絶滅ぜつめつした
僕ぼくらはせめて願ねがいをかけて

くちびるにうたを灯ともそう 優やさしいうた 愛あいのうた 世界中せかいじゅうのメロディで
心こころを抱だいてあげましょう やわらかな言ことの葉はの花束はなたばをそっと添そえて

くちびるのうたを繋つなごう キスの様ように 恋こいの様ように ララ吐息といきのブレス
ひとときだけの流星りゅうせい 覚おぼえてはいられない夢ゆめの中なかのハーモニー

街まちのどこかで 猫ねこがささやく
まだ見みぬ明日あすについて ヒソヒソ うわさ話ばなし
長ながい夜よるが明あける