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それは偶然ぐうぜんで あの日雨ひあめったから
きみった あの日雨ひあめったから

あお水平線すいへいせんれたそらとしていったもの
あざやかな夕日ゆうひ

もうはじまっていた あっけなくきになっていた
あか帽子ぼうしのツバががって 隙間すきまからのぞ
おおきなひとみよるたとしても
かぜいてもあたしはなせない

みみなかにはほしすなわすもの
足首あしくびには約束やくそくくろいひも

はやくこっちにおいで はなれちゃだめさ
あぶないよけて このはなすな

もうはじまっていたあっけなくきになっていた
あか帽子ぼうしかぜはじいて くるり宙返ちゅうがえ
目指めざそらした 色違いろちがいの指先ゆびさき
全部君ぜんぶきみにあげるよ さぁじて

背中せなか水着みずぎあと もう一度焼いちどやなおそうか
ちいさな屋根やねしたったままいようか

もうはじまっていた あっけなくきになっていた
あか帽子ぼうしのツバががって 隙間すきまからのぞ
おおきなひとみよるたとしても
かぜいてもあたしはなせない