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よみがな
昨日洗面所きのうせんめんじょいてある ガラスのコップがれた
わかってるんだ ってる
かたちあるものははかなくいつかはなくなること
わかってるんだ

だけどこうしてあなたとの
いとしき日々ひび記憶きおくおくのカケラになって
えてゆくなんてね 太陽たいようよこんなあたしをいますぐかくして

ひとつずつおもが あなたとあたしのあるをふいにこわしても
ひとつだけわらないよ あなたのそばにいたいといたのはあたしだってこと

どんなきずえるよな あなたの言葉ことばはもう こえない

横顔よこがおただ とれたよ いとしき日々ひびじらいながらおおきくなって
しずかにいまだって 二人歩ふたりあるいた坂道さかみちめられたり

いつかおも微笑ほほえみながらはなせるたとしたら
きっとそのときは あなたのおおきな両手りょうてをもう一度恋いちどこいしくおもうだろう

ひとつずつおもが あなたとあたしのあるをふいにこわしても
ひとつだけわらないよ あなたのそばにいたいといたのはあたしだってこと