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ひとつ ふたつ
み、をかぞうたでほどいた。
みこまれたの

いとははを たぐる音色ねいろ

ひとり ふたり
山査子さんざし を、かぎぼうにさした
おさなすぎたのか十四じゅうし
くしたっぱさ。

これまで ためんできた
「ごめんね」
ごと、
いまけて
音木箱おときばこきみよるかし つらら つらら

ひとつ ふたつ 薬指くすりゆび
あれ は、 おとぎのはな
火傷やけどしたのは
十七じゅうしち
いま金色こんじきいと

これまで ためんできた
「ごめんね」
ごと、
いまけて
音木箱おときばこきみぼくかし つらら つらら

これまで ためんできた
「ごめんね」
ごと、
いまけて
音木箱おときばこきみよるかし つらら つらら

これまで ゆるつづけた
「ごめんね」
さえ、
いまけて
音木箱おときばこきみぼくかす

つらら

つらら