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よみがな
がないつよがり うそりかためた部屋へや
して見上みあげた夜空よぞら
よじれた金網かなあみを いつものようにえて
かた舗道ほどうけていく

てないぼくらは ほそいとつながっている
よくあるあかいやつじゃなく
った場所ばしょおおきなざわめき やんで
二人ふたり呼吸こきゅうおとだけがみていく

きみあそだれもいない市街地しがいち
うたびわら
よるけていく いまたないで
とおくのあかりのほうけていく

かべ落書らくがき いつしかまった時計とけい
永遠えいえん自由じゆうあたえる
ころがった背中せなか つめたいコンクリートのかん
あまくてにがいベロのさき もう一度いちど

でたらめにいた バラいろ想像図そうぞうず
西にし稲妻いなづま ひか
よるけていく いまたないで
ほろびのさだやぶって けていく

きみあそだれもいない市街地しがいち
うたびわら
よるけていく いまたないで
とおくのあかりのほうけていく