青あおい綺麗きれいな空そらから
梅雨掻つゆかき消けして最後さいごが訪おとずれた

線路沿せんろぞいに咲さく花はな
頬ほほつたって涙なみだが垂たれ落おちたんだ
嗚呼ああ…
なんとなく

君きみが出だした合図あいずで
夜よるを抜ぬけ出だして何なにかが変かわればな
なんとなく

壊こわれた受話器じゅわきと進すすまない話はなしで
大事だいじなところで塞ふさぐ僕ぼくらの
歪いびつな形かたちでハマらない想おもいも
何処どこまで走はしれば白しろくなるかな

そっと目めを伏ふせて
逃にげ込こんだはずのワンダーランド
遠とおくで遮断機しゃだんきの途切とぎれる音おと
鳴なる「サヨナラ」

そっと目めを伏ふせて
逃にげ込こんだはずのワンダーランド
失なくした想おもいも広ひろがって弾はじける
さよなら

溶とけるほど澄すんだ空そら