壁かべに並ならぶ写真しゃしんの中なかには 遠とおい日ひの君きみがいて
ずっと先さきの今日きょうを夢見ゆめみてた 僕ぼくもほら、笑わらってる

ソングバードさえずるような
朝靄あさもやの向むこう側がわに広ひろがってる街並まちなみは
まるで違ちがう世界せかいのよう

このさきは僕ぼくが連つれて行ゆこう
君きみはなんて言いってくれるだろう

書かき連つらねた日記にっきの中なかから 足音あしおとを響ひびかせて
休やすむことなく今日きょうを生いきてきた 僕ぼくたちはここにいる

窓際まどぎわのアゲハチョウ
花はなびらを軽かるく蹴けって大空おおぞらへ吸すい込こまれてく
未来みらいの景色けしき 探さぐるように

この街まちの陽ひが暮くれる頃ころ
君きみの手てをとって丘おかへ行ゆこう

そのさきは僕ぼくが連つれて行ゆこう
君きみはなんて言いってくれるだろう