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そいつが始はじめてドアをノックしたのは
雨あめの降ふる 寂さびしい夜よる
人懐ひとなつっこくて えらく物知ものしりで
面白おもしろい話はなしたくさん聞きいたよ
夜よるが明あけて ガラクタ転ころがってる

週しゅうに一度いちどは必かならずやって来きた
友達ともだちもいっぱい連つれて
僕ぼくの仕事しごとが忙いそがしくなった
パーティーはもうお開ひらき
この仕事しごとが片付かたづいたらまた遊あそびにおいで

もう暮くれていく街まち あのゴースト達たちは
今いまどこで酒さけを酎くみ交かわしているの

あれからどれくらい時ときが経たったんだろう
ふと奴やつらを思おもい出だしたんだ
プッツリあの晩ばんから姿すがたを消けした
ノックの音おとはもう聞きこえない
僕ぼくと言いえば退屈たいくつな日々ひびに逆戻ぎゃくもどり

そして雨あめの夜よる 誘さそわれる様ように僕ぼくは
ある扉とびらの前まえに立たっていたのさ

そして雨あめの夜よる 誘さそわれる様ように僕ぼくは
その扉とびらをなぜか叩たたいていたんだ