いつの間まにか闇やみになった
夜よるの夜中よなかをめくったら
月つきが少すこし蒼白あおじろくなってる

次つぎのページのお話はなしは
空そらに伸のびてく木きの話はなし
ウエエ向むかって伸のびていくだけ

それは終おわりへの始はじまりになった
孤独こどくの種たねをまいてく

あなたがいなければ
色いろが無ない絵えになるんだ
あなたがいなければ
あたしは夜よるに 永久とわに

ついていこうとする者ものが
先さきに登のぼった踵かかとから
間違まちがえたふりして蹴けられてる

始はじまりに向むかって落おちたら また
ウエエ向むかってくだけ

あなたと歩あるいたら
振ふり向むけば道みちがあった
あなたがいなければ
あたしはどこで 永久とわに

雲くもの上うえのおとぎの国くに
なんにまみれて煙けむってる
気きづかないふりして死しんでいってる

そこから出でてページをめくったら
光ひかりがあらわれたよ

あなたがいるだけで
バイブあふれているんだ
あなたといたいから
この歌うたがある（この歌うたをもっと）

あなたと歩あるいたら
振ふり向むけば道みちがあった
あなたがいなければ
色いろが無ない絵えになるんだ

最後さいごのページには
こんなセリフがあった
「あなたが好すきだから
ウエエへのぼらない」