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よみがな
よるやみにまぎれ
僕等ぼくら 低空ていくうつづけた
つきなにらず
ひくく エンジンがひびいてた

そこにどんなひと
らし わらっているのでしょう
そこでどんなゆめ
まれ はぐくまれていたのでしょう

地図ちずしめされた めないまち
今夜こんや正義せいぎ御旗みはた

きとしいけるものすべ
くす紅蓮ぐれん
真下ましたながれる
予定よていどうりに機首上きしゅあげて
弾薬庫だんやくこ蓋閉ふたとじて
勝利しょうり旋回せんかい
なにない なにかず
なになになになに

まるでいわうように
花火はなび ささやかにげてる
いかなげやみ
そして にくしみをめる

朝日あさひよりはやく まぶしいひかり
突然とつぜん ガラスをくだいて

きとしいけるものすべ
おないろ 真紅しんく
むねからながれる
ちからなくにぎ操縦桿そうじゅうかん
さけんでみても
だれこたえない
つきとおかすえる
ははちちともきみ

まれたくにちがうなら
こんな砂漠さばく朝焼あさや
ずにきてゆく
あかつきそら夜鷹よたか
はぐれてもうもどれない
ながぼしになる

きとしいけるものすべ
おないろ 真紅しんく
いのちそだてる
どんな正義せいぎをかざしても
なが真紅しんく
められはしない
ゆめてた ながゆめ
ながゆめながゆめ