空そらを飲のみ込こむ都市まちは今いま、桜色さくらいろ
空見上そらみあげてただ堪こらえる人ひとがいる

出来過できすぎたあの思おもい出では今いま、夢ゆめのもの
束つかの間まの永遠えいえんなどただ、ふやけてくだけ

響ひびかない心棄こころすてた君きみは透すき通とおって
昼下ひるさがり この都市まちで腕うでを捲まくって
絵葉書えはがきのワンシーン 潮騒しおさいが恋こいしい 小春日こはるびの内心ないしん
もうすぐ、心こころ、躍おどる

空そらを飲のみ込こむ都市まちに今いま、桜色さくらいろ
眩まぶしさが少すこし哀かなしく映うつる太陽たいよう

摩天楼まてんろうの背伸せのび 浸しみていく影法師かげぼうし
溺おぼれた人魚にんぎょたち 四角しかくい青空あおぞら
涙なみだぐんだ景色けしき 桜色さくらいろの飛沫しぶき
ほら、ごらん
都市まちが今いま、踊おどりだす

響ひびかない心棄こころすてた君きみは透すき通とおって
昼下ひるさがり この都市まちで腕うでを捲まくって
絵葉書えはがきのワンシーン 潮騒しおさいが恋こいしい 小春日こはるびの内心ないしん
もうすぐ、心こころも躍おどる

空そらを飲のみ込こむ都市まちは今いま、桜色さくらいろ
空見上そらみあげてただ堪こらえる人ひとがいる

空そらを飲のみ込こむ都市まちは今いま、桜色さくらいろ
染そまりゆく君きみの中心ちゅうしん、見届みとどける