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こころのあめやまない
ながれてくれないこと あああ
きみにぶつけてみる
ふたりくもゆきをさぐるのね

はだのにおいも そのこえ
おおきなつめも リズムも
わたしのおくふるわせる
ゆううつなくもをはじいていくの

わたしののなかに
きみのうつ
きみののなかにも
わたしがうつるなんて

こころのくもれる
どこへながれてえた あああ
きみののぞきこんでみるよ
すいよせられていくわ

くちびるはなれた メロディーも
あつのひら 猫背ねこぜのシルエット
わたしをゆさぶるの
きみの雨雲あまぐももどこかとおくかなたへ

わたしののなかに
きみのうつ
きみののなかにも
わたしがうつるたび

きみをていたら
わたしをつけたよ
わたしをていて もし
きみがきみにえたら

をとじてねむるときも
ひとりにかえるときも
はなればなれのよるでも
ひとりきりをっても