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よみがな
雨音あまおと窓打まどうちつけるあさ
目醒めざめると ほほのこったなみだ
ひとすじの痕跡あと むね何処どこかで
貴女あなた残像かげ ひとりでさがもとめたあかし

忘却ぼうきゃくみずうみへとしずめた はずなのに…
貴女あなたごした日々ひび
よみがえるのは わすれたフリを
かえしながら
自分じぶんをいつもごまかしたから?

あのサヨナラを
わせたなら…きっと
こんなにもやりのない
いたらずに

このむね
追憶ついおくあめ
貴女あなたあいしている
あかしだと いま気付きづいた

あのから この傷心きずいやすため
いくつもの こいをしてきたのだろう
むねいたみを つくろうように
気付きづかぬ素振そぶりで
自分じぶんをいつもごまかしていた

あのサヨナラを
最後さいごえなかった
貴女あなたむねさけ
こえてたのに…

おもすたび
追憶ついおくあめ
いまだにまない
永遠えいえんまない

この地上ほしのこされた人達ひとたち
いま貴女あなたともきよう