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なみおと瞼閉まぶたとじた
あの日一緒ひいっしょたこのうみ
なみおといていたら
すこしきそうになった

うみ見渡みわたえきのホームで
ゆれていたフリージア 今年ことしいてる
卒業記念そつぎょうきねんきみいた
落書らくがきの文字もじはもうつけられない

いつまでも このままじゃいられない
あのやっとづいた
かなしいほど そらあおくて

なみおと心揺こころゆらす
きみいまどうしているのだろう
なみおといていると
何故なぜきみがいるようで

いつか手紙てがみきみいた
さりげない告白こくはくをジョークにしたのは
まるでこぼれるすなのように
卒業そつぎょうのそのときがやってくるから

かなわないこいは そういつまでも
むねおく一輪いちりん
フリージアのようにいてる

なみおと瞼閉まぶたとじた
あの日一緒ひいっしょたこのうみ
なみおといていたら
すこしきそうになった

なみおと瞼閉まぶたとじた
なみおといているよ