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よみがな
廃屋はいおくいろまる
わずかないろめき
きみいろどりだす

なよやかなしろ指先ゆびさき
たどる景色けしき
そとあめ

「もうなにもいらない」と
たよりなくわら
きみとなりで
ぼくは なにができただろう

たおれたら
すぐって
ぼくなりのつよさで
まもりたいとおもってるんだ
あめ
かべて おもふけては
いつのまにか ねむりについた
ぼくの最後さいご
記憶きおくのかけら

ここはぬくもりの
きみと どれだけ
ごしてきたかな

かまいなくじゃれるときは
こころいまにも
きだしそうなとき

もうなにもできないよ
ぼくがいなくても
このさきもずっと
しあわせで いてもらいたい

つまづいたら
あげてほしい
ぼくたちの いのちは
ずっと むすばれつづくから
まどたれた
しずくは よじれてゆく
きみのかわりに いてみる
ぼくの最後さいご
いのりよとど

たおれたら
すぐって
ぼくなりのつよさで
まもりたいとおもってるんだ
あめ
かべて おもふけては
いつのまにか ねむりについた
ぼくの最後さいご
記憶きおくのかけら