涙なみだ 浮うかべて満員電車まんいんでんしゃ 揺ゆられる君きみ
何処どこにも「居場所いばしょ」 見みつけられずに

駅えきからの道みち 行いき交かう人ひとに足踏あしふまれて
いくらたっても この街まちに馴なれない

坂道登さかみちのぼってく自転車じてんしゃの学生がくせい
まぶしい背中せなかに 励はげまされたような

元気げんきを出だして さぁ涙なみだふいて
やっぱり笑顔えがおが 君きみには似合にあうから
元気げんきを出だして 空そら 見上みあげれば ほら
今日きょうの悩なやみはちっぽけに思おもえるさ

夜よるの踏切ふみきり 君きみがつぶやいた寂さみしさ
列車れっしゃの音おとに かき消けされてしまうよ

家うちに帰かえり ひとり開ひらいたアルバムに
仲間なかまたちと笑わらう あの日ひの君きみ

元気げんきを出だして さぁ涙なみだふいて
そうだよ君きみは 独ひとりじゃないから
元気げんきを出だして まぶた閉とじれば ほら
いつもそこには友達ともだちがいるから

元気げんきを出だして さぁ涙なみだふいて
やっぱり笑顔えがおが 君きみには似合にあうから
元気げんきを出だして 空そら 見上みあげれば ほら
今日きょうの悩なやみはちっぽけに思おもえるさ