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あめはシトシト かぜ街静まちしずかにらす
さみしがり世界せかい孤独こどくんだ
はかなげな景色けしきしつけながら
わたしせて道連みちづれにさせようとするのね

あめまち笑顔えがおきらう。
日々ひびれてきて
わすれかけてたなみだたねこころすみから芽生めばえさせるだろう

なみだヒラヒラ いしれているのかしら?と
言葉投ことばなげかけてひとりで微笑ほほえむけれど
意地悪いじわる世界せかいわたしさそ
きみはかわいそうだって
不意ふいきしめようとするから

あめまちわたしきら
いつもりつめたままで
ごまかして迷子まいごこころをくすぐるような仕草しぐさをするから
だけど今日きょうわりをげる
れていくわけじゃないけど
ねむりにけばこの時間じかんさえもぎゆくスピードに
おもになるだろう

めた紅茶こうちゃくちけて いつのにだかわたしよこしの影法師かげぼうし

あめまちわたしきら
いつもりつめたままで
じこめてきた迷子まいごこころをくすぐるような仕草しぐさをするから
くもまど視界しかいをずらす
ひとりのままで 世界せかいまわ
明日あしたになればあの景色けしきわすれるだろうけど

あめはいらないわ
あめはいらないわ
あめはいらないわ
あめなどたくないわ