泣ないていられれば まだいいと思おもい
笑わらっているだけで
何なにもかも出だせない

光ひかりが差さし込こんで 不意ふいに瞼閉まぶたとじた
力ちからが抜ぬけちゃって足あしが思おもうように進すすまない

失なくしたものを求もとめて泣なくのなら
触ふれる肌はだに怒いかりを・・・
溺おぼれてよ
生いきてる?

抱だいてくれるなら 誰だれだっていいと
泣ないて震ふるえてる迷子まいごが見みえた

かわいそうに思おもって手てを差さし伸のべたけど
手ては振ふり払はらわれた。
おまえはいらないと言いわれて

笑わらう気力きりょくもなくて
取とれないぬるさにどうしようもない日ひを思おもい出だした

意味いみもなく寂さみしい 甘あまさが身みに染しみて
誰だれかと少すこしだけ話はなしがしたくて堪たまらない

子供こどものままでずっといられない
あと少すこしだけ このままいさせてよ
会あえない人ひとを想おもって泣なくのなら
触ふれる肌はだに怒いかりを・・・
溺おぼれたい

生いきてる
願ねがいは見みえたわ