そっと優やさしい風かぜが心こころを包つつみ込こみ連つれ去さって行ゆく
時ときには身みを任まかせ飛とべばいいと 笑わらってくれるから何所どこへでも行ゆける

小ちいさな頃ころ 今いまは昔むかし 本音ほんねをぶつけて 解わかり合あえた
いつからだろう? 素直すなおになること 格好悪かっこうわるいと思おもってた

きっと優やさしい風かぜが吹ふくだろう この胸むねに空あいた隙間すきまに
追おわれて過すぎ去さる暮くらしの中なかで '忘わすれていたモノ' 気付きづかせてくれる

祈いのることやすがる事ことで楽らくになれることあるだろうか?
深呼吸しんこきゅうして 両手りょうてを広ひろげて もう少すこし自分じぶんを信しんじてみよう

そっと優やさしい風かぜは歌うたうよ 全すべてを包つつみ込こむように
迷まよって立たち止どまりそうな時ときも'くじけないで'と背中せなかを押おしてくれる

僕ぼくは弱よわい 君きみも弱よわい 手てを繋つなごうよ 行ゆき交かう人ひとに流ながされぬ様ように

いつか優やさしい風かぜを掴つかんで 何所どこまでも飛とび続つづけたい
誰だれにも譲ゆずれない熱あつい想おもい 抱かかえて一ひとつずつ今いまを刻きざもうか