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あめれている向日葵達ひまわりたち二人ふたりつぎねがって
見守みまもるように…おだやかなかおやさしくいて つ」

水溜みずたまりをのぞきみかべ いまそばかんじているよ
すれちがなかきみしかったいまでもいた

きみれていくしずけさがせた
幸福こうふくとはべない走馬灯そうまとうはきっと静止せいしのあのわすれさせないため

こえるそのこええば ただなつかしさに戸惑とまどってしまう
すこしずつんでおもしあのをまたうつしてしいと

「いかないで」とねがった
あのおな五月終ごがつおわりのあめとさよならは
二度目にどめ再会さいかいらしらすの
そしてすべてがゆめだとぼくわらうだろう

指先ゆびさきかん明日あすへの不安ふあん言葉ことばにならない
ただ ことよりもこころにある二人ふたり事実じじつえぬこと

ほんのすこしだったゆめのような日々ひび おだやかすぎた最期さいご言葉ことば

わすれないで」とねがった
あのおな六月初ろくがつはじめの雨上あめあがりのそら
二度目にどめわかれをげた太陽たいよう
そしてすべてがゆめだとぼくわらった 果敢はかないゆめだと

きみのこした「バレッタ」をつめて 今日きょうきる