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よみがな
ける三日月みかづき
だまされる安心あんしん
づいてしまった
だからそっぽくのだろう

そびえたつ鉄塔てっとう
なじんだぼくらのまち
しずませようとしてることに
らんぷり

ぼくもなにかできるはずだ
そうやってなにも してない

がりつづける
けつづけ んでゆく
かなしい生命いのち
きみはどういうふうにきてゆくの?
そんなこといかかげる
ぼく物憂ものうれ

ろうそくをとも
すこしふるえてるのに
あさはかなぼく
ないふりをしてしまう

ひとまれたばっかりに
うしなうものも ある

きのうをたり
明日あしたにおびえてたり
他人たにんめる
そんな毎日まいにちをいつえるのだろう
こわがりをなおすのには
時間じかん 必要ひつよう

人肌ひとはだかんじ
まるくなる細胞さいぼう
なんとでもなる
どうにでもかわいらしくなれるはず
ゆれながら らしてみる
あまいさきくさ