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よみがな
月明つきあかりのした くたびれた缶横かんよこたわる路地ろじ
むしこえ耳障みみざわりなよる れもなくぼく一人ひとり
一度いちどだけきみ花火はなび 目映まばゆ光拭ひかりぬぐかぜ
あつなつわりに ゆめいそあしえて

なにえない
そのこえこえないよ
もうだれない場所ばしょでまたける

れたしば上寝転うえねころがるからだ あせにお
なにいのににぎってみるひら
きみ温度おんどおぼえてる

でもなにえない
いたみすらかんじないよ
うすれる記憶きおくだけがこのむね
あぁきみぐすり
もぅ期限きげんれたみたい
めたなつゆめ
もうぼくない