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かがみをのぞきこめば いろのないわたしがいる
ほかだれだって きみにさえもせたことない

だれかがそばにいれば 笑顔えがおのときぎるけど
1人ひとりになりきゅうにあふれる じた記憶きおく

にまとったしろいベール
いつのまにかおもくなって
ひきずりながらあるいていたことにさえもづかぬまま

つかてたあしくずれて
ひざをついてしまったから
わたしえた身体からだ
ちらばる破片はへんのキズがまた1ひとえてく

なんだかねむたくって なのになぜかれなくて
まどけてみる しずかなかぜえゆくやみ

時間じかんうごして 今日きょうだれかと出会であって
そのたびにまたらない自分じぶんおびえてゆく

いくどとなくくらなみ
せてはまれて
それでもえない明日あす期待きたいしてはまたかえして

つかてたうでひかり
ちからうしなったから
つづみち足元あしもと
らすこともなくただそこにうずくまってる

あるいてきたみちすべてが
わすれたいことだけじゃない
やさしさやぬくもりに
出会であえたことも本当ほんとうだから

自分じぶんらしさの意味いみはまだ
さがしている途中とちゅうだけど
もうまよいたくはない
自分じぶんひかり一歩いっぽずつあるいていきたい