写真立しゃしんたてのあなたに どんどん似にていく僕ぼくが
少すこし照てれくさいけれど 少すこしうれしい

夢中むちゅうで駆かけ出だした海辺うみべ 背せが届とどかないところで
しがみついたあの背中せなかは 今いまはもう ない

あなたの背せを追おい越こした今いまも 届とどかないところはある
孤独こどくな夜よるも 憂鬱ゆううつな朝あさも しがみつくものはない

キラキラ輝かがやく明日あしたを 水面みなもが照てらしていた
あなたの目めにあの海うみは どう映うつってたんだろう

時々答ときどきこたえが欲ほしくなる 時々逃ときどきにげ出だしたくなる
怒おこってるかな あきれてるかな
星ほしになったあなたは ずるいよ

くわえタバコとビールで 僕ぼくを見みては笑わらってた
あなたの子こで良よかったと心こころから思おもう

海うみのように広ひろくて 空そらのように遠とおくて
あなたの子こで良よかったと心こころから思おもう