けぶる木漏こもれ日浴びあびふと気付きづく 春風はるかぜの奥思おくおもい出だす
揺ゆれる笑顔えがおあとわずかな時間とき 近ちかくにいたかった それでも

あぁ 同おなじ視点してんで見みている世界せかいが
あぁ 二人ふたりビミョウにズレてた

遠とおく 見みつめ ポツリ“じゃあね”
今いまは 同おなじ おひさまの下した 目めを覚さます

こういう夢ゆめならもう一度逢いちどあいたい 春はるが来くるたびあなたに逢あえる
そういう気持きもちで チクリと心こころが痛いたむ

通とおりを見渡みわたせばふと気付きづく 花はなの色いろから思おもい出だす
同おなじ夢ゆめを夢見ゆめみてたあなた 誘さそって連つれ出だした それから

あぁ 長ながい時間じかんをかけても それでも
あぁ 世間せけんが愛想あいそつかせても

授業じゅぎょうよりも 食事しょくじよりも
もっと大切たいせつなこと“私わたし…歌うたが好すき…”

こういう夢ゆめならもう一度逢いちどあいたい 春はるが来くるたび大おおきくなれる
そいう気持きもちを 忘わすれずにいたら
強つよく生いきられるような気きがして

雪ゆきがやんで 寒さむさも消きえ 今年ことしもあの季節きせつが来くる あぁ春はるが来くる

こういう夢ゆめならもう一度逢いちどあいたい 別わかれの季節きせつも好すきになれる
いっぱい話はなした思おもい出でがひらり いつでもよみがえらせれる

こういう夢ゆめだしもう一度懸いちどかけたい いつか…