さあ皆みな
耳みみを傾かたむけてくれ
少すこし言いい訳わけをしたいんだ
欝うつむいたままでも眼めをそらしたままでもいい
聞きいてくれ
少すこしだけ・・・気きがつけば自我じがという殻からの中なかで暗くらくてなにも見みえなくなっていたんだ
いつも何なにかに追おわれ欲求よっきゅうされることの繰くり返かえし誰だれも笑わらってくれなくなっていた・・・
そりゃそうさ
当あたり前まえだろ
お前まえは全すべて否定ひていした踏ふみつぶした
裏切うらぎった
嗚呼全ああすべて無むに模もし
混沌こんとんの中なかで現実げんじつが見みえぬ
嗚呼ああ
僕ぼくを遮さえぎる者葛藤ものかっとうの中なかの現実げんじつは見みえる?
あぁ・・・唄うたが歌うたえなくなり初はじめて知しった自我じがの愚おろか
あぁ・・・何なにも謳うたえなくなり初はじめて気付きづいた罪つみの重おもき
あぁ・・・すべて失うしなって混沌こんとんの中なかの現実げんじつが見みえた
あぁ・・・どうして、どうして僕ぼくはそれに気きづくことできなかったのだろう