苛立いらだつ 言葉ことばと ひねくれた大人達おとなたち
この僕ぼくに 救すくいの手ては あるか
気付きづかずに 知しらぬまに やがて広ひろがるヒビは
靴くつのない 素足すあしで歩あるいた 生いき物もの

汚けがれた 現実げんじつに 気付きづかない 子供達こどもたち
何故僕なぜぼくに 神かみの手てを遠とおざける
少年しょうねんは 知しっていた 物語ものがたりの始はじまり
出口でぐちのない 迷路めいろの中なか 引ひきずられる

勝手かってな理由りゆうだろ
つなぎとめた 意識いしきの糸いと ちぎれた

あぁ 悲かなしみに咲さく花はなよ
教おしえておくれよ 生いきる意味いみ
僕ぼくは 今いまも 幼おさなき命いのち 欠片一かけらひとつ 見みつけられず
人ひとの中なか

光ひかり 遮さえぎった その心こころ 探しみつけてあげるよ 叫さけぶ声こえを
あぁ この声こえは届とどくのか
それとも ずっと 見みつけられず 息いきをはく

あぁ 悲かなしみの 美粧びしょうの花はな
もがいて 彷徨さまよう 両手りょうての影かげ
僕ぼくは 今いまも 幼おさなき命いのち 欠片一かけらひとつ 見みつけられず
人ひとの中なか

少年しょうねんは 知しっていた