メロディーの毛布もうふにくふまって 帆ほを立たてて船ふねは出でる
メロディーのベッドに飛とび乗のって イカリを上あげ船ふねは出でる

とじられたドアなでて 足音あしおとは聴きこえてくる
かるく寝ねころぶ やわらかな草原そうげんで
くさぶえを一ひとつならし 青空あおぞらを見上みあげれば
さびた鼻はなのさき いつかの風かぜがとどく

メロディーの毛布もうふにくるまって 耳みみを立たてておどりだす
メロディーのベッドに飛とび乗のって さけびを上あげおどりだす

目めをつぶり時ときを待まつ 波音なみおとが聴きこえてくる
かるく寝ねころぶ おだやかな海うなバラで
あめ玉だまを一ひとつなめて 矢やをはなつ朝日見あさひみれば
すれた指先ゆびさきに いつかの風かぜがそよぐ

メロディーの毛布もうふにくるまって 帆ほを立たてて船ふねは出でる
メロディーのベッドに飛とび乗のって イカリを上あげ船ふねは出でる

かすかな光ひかりの輪わ うつりゆく景色けしき
もうだれの声こえもとどかない 世界せかいへと
ふりそそぐオーロラ 息いきをのむ大地だいち
もうだれの顔かおもうつらない 世界せかいへと

メロディーの毛布もうふにくるまって 耳みみを立たてておどりだす
メロディーのベッドに飛とび乗のって さけびを上あげおどりだす

メロディーの毛布もうふにくるまって 帆ほを立たてて船ふねは出でる
メロディーのベッドに飛とび乗のって イカリを上あげ船ふねは出でる

ラララララ…………