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吐息といきしろこおりつく月夜つきよきみ
ふるえたままえる残像ざんぞうになっていつまでも

あのときもしこのはなさないでいたのならば
こえにならないさけびにづくことができたのかと

かすかにはだおぼえている ちいさなぬくもりだけを
ながれてえるときなか それだけをもとめて

ゆきされた あのおもいまで かくれたつきひかりがきっとうつ
こごえるこんなよるひとみじたままで やがてめぐり
ゆめにただをゆだねていて

あのときもしこのはなさないでいたのならば
ころしていたさけびにづくことができたのかと

かすかにはだおぼえている 臆病おくびょうぬくもりだけを
ながれてえるときなか それだけをもとめて

ゆきされた あのおもいまで かくれたつきひかりがきっとうつ
こごえるこんなよるひとみじたままで やがてめぐり
ゆめにただをゆだねていて

記憶きおくにまだのこっている 大切たいせつ言葉ことばだけを
くずれてえたとき確信かくしんみをかべて

ゆきされた あのちかいまで かくれたつきひかりがきっとうつ
こごえるこんなよるは そのむねにあてて やがてつかみとる
ゆめをまだとおくでつめて