確たしかなものなら心こころの中なかを旅たびしている
目めに映うつるすべてはまるで例たとえ話ばなしのよう
ねえ見みえる?

光ひかりが生うんだ影かげに心こころとらわれ
しゃがみこんでた
そこにいたくないのに

星ほしの名前なまえをいくつ覚おぼえたとしても
愛あいしあえないなら
世界せかいは青あおじろいまま
とおりすぎてく

耳みみを澄すましたら体からだの奥おくに響ひびいている
あなたを信しんじて
始はじまった幾いくつかの物語ものがたりが

必要ひつようの無ない出会であいなんてないことも
踏ふみだせたなら
感かんじられるはずだから
あなたとなら

広ひろがってゆける
私わたしの想像そうぞうを超こえて
出会であえた奇跡きせきを
おおきなおおきな呼吸こきゅうで
育そだてていけたなら
言葉ことばを歌うたに託たくすように
繋つないでいくように もっと

裸足はだしでいい
欲ほしいものをとりに行いけば ほら足跡あしあとが
あまりにも あいまいで移うつり気ぎな理想りそうを追おうくらいなら
目めの前まえのたった一人ひとりのあなたのことを精一杯せいいっぱい
大切たいせつにできたなら世界せかいも表情ひょうじょうを変かえる

確たしかなことなら 心こころの中なかを旅たびしている

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