旅人たびびとよ その手てで はかなき浮うき雲ぐもつかまえよ
突つき刺さすほど蒼あおい この空そらに飲のみ込こまれぬうちに

肩かたをたたく うそだらけの手招てまねきと
誘さそわれそうなささやきの中なか
たった1人ひとりで 向むかうべきトコへ

旅人たびびとよ その目めに刻きざむのは 浮うき世よのわびしさか?
つぼみさえ隠かくして この空そらに
“ゆるぎない”微笑ほほえみを・・ 微笑ほほえみを・・・

したたり落おちていく雫しずく
今いまや止とめることもせず
それでもたった1人ひとりで
向むかうべきトコへ いざ!

旅人たびびとよ その手てで つれなき浮うき雲ぐもつかまえよ
どこまでも広ひろがる この空そらに飲のみ込こまれぬうちに
逆巻さかまく風消かぜけして この空そらに
“まやかしの”微笑ほほえみを・・ 微笑ほほえみを・・・